乾燥した雪に有効なMO
水分がまったく発生しない状況でも滑走摩擦を軽減させて優れた滑走性能を生み出すことが可能です。日本の雪は水分が多いと言われますが風が強い日は雪の表面の水分が飛ばされて撥水性を高めたワックスは滑走性能が弱くなります。
長時間(長滑走距離)の性能を求める場合はホットワクシングしておく必要がありますが、雪の状況を見てから判断する場合は、現地で生塗りでも対応できます。 その場合はKWX-1、2、3までホットワクシングを行い、スクレイピング、ブラッシングまで行った状態でMOを現地で生塗りします。
<生塗りの作業方法>
滑走面全体にMOを直接ゴリゴリと塗りつけてコルクで磨きます。滑走面を雪につけて30秒ほど冷やし(雪温に合わせる)てからブラッシング。
KWXプレミアムズの使い方
商品名:MO-7 容量:10g・30g・100g 雪温:0~-4℃
春の水分の多い雪の上に汚れが浮いているような状況用。
日本の春は花粉など雪の水分の上に不純物が浮いていることが多く、水を処理する以前に汚れに適応させる必要があります。雪が黒く見える場合はもちろんですが、白く見えても数分滑った滑走面に汚れが目立つような場合には[MO-7]が有効です。
[MO-7]は8、9に比べて柔かいので生塗りしたときに多量に塗りやすいため、コルク後に滑走面を雪に着けて充分に冷やしてからブラッシング(スモールブラスブラシ)してください。
[価格] 10g:2,200円、30g:4,00円、100g:10,000円(税別)
商品名:MO-8 容量:10g・30g・100g 雪温:-4~-10℃
圧雪されたコース内用。風が強い日、コース外でも風に叩かれたような雪面では有効です。計測気温に対して体感温度が低い日は雪の水分も飛んでドライな状況が多く、撥水を重視した一般的なワックスでは滑りません。スタートエリアに立っているのが寒くて辛いようなときのレースにも有効です。
生塗りの場合はスモールピッグブラシ(お持ちでない場合はナイロンまたはボア)で仕上げます。
[価格] 10g:2,200円、30g:4,00円、100g:10,000円(税別)
商品名:MO-9 容量:10g・30g・100g 雪温:-5~-25℃
非圧雪で過酷と思えるロケーションに万能です。標高3000mオーバーの環境やボトムでもテントが飛ばされそうな日。また人工雪(アイスクラッシャー)や硫安を大量に撒いたレースでも有効です。[MO-8]と比較テストを行って選択します。
生塗りの場合はスモールピッグブラシ(お持ちでない場合はナイロンまたはボア)で仕上げます。
[価格] 10g:2,200円、30g:4,00円、100g:10,000円(税別)